評価点数:5人間は、原罪を背負っている生き物。そういう厳しい視線をイーストウッドは、常に我々に投げかける。それは、自首するという免罪符さえも与えないラストの収束に一層際立つ。悪への毅然たる態度を、容赦ない深度で描ききる。犯罪者擁護どころか、罪人を生き埋めする恐ろしい視線が本作にはある。